普通救命講習を受講しました
人命救助のために、急病人や負傷者に対して迅速かつ適切な応急措置を行うための講習「普通救命講習」を、5月24日・25日・27日・28日の4日間に分かれて、計23名のスポーツ推進委員が八日市消防署屋内訓練所で受講しました。
講習は、定刻の午後7時から始まり、八日市消防署の救急救命士の方を講師として、救命処置の手順、AED(自動体外式除細動器)の使用手順、気道異物の除去方法や止血法の応急手当など、実技を交えて約3時間の講習で、最後に受講者に「普通救命講習修了証」が交付されました。
講習の内容は、最初にDVDを視聴し、基礎的な応急手当の目的や必要性、救命の連鎖(心停止の予防・早期発見と119番通報・心配蘇生とAED・二次救命処置)について学びました。
次に、救命処置の手順にしたがって、受講者一人ずつ、心肺蘇生訓練人形を使用して胸骨圧迫の方法の実習を行ないました。強く(約5cm押し込む)、速く(100~120回/分)、絶え間なく(中断は最小限に)、これを救急隊が到着するまで(救急車の平均到着時間は、およそ9分)続けるというのは、かなりの体力と気力が必要であることが実感できました。なお、今回は、コロナ感染防止の観点から人工呼吸は、実施しませんでした。
さらに、二人一組になって、AEDの操作手順を含む救命処置を一通り実習しました。講師の救命士の方(27日は、山本さん)の指摘や助言がタイミングよく入り、真剣な実習も和やかな雰囲気で進行しました。
最後に、回復体位の取らせ方や気道異物の除去方法と止血法(何より、直接圧迫止血法が一番よい)について説明していただきました。
講師の方の実体験などのエピソードも挟みながら、適宜、質問を受け付けていただき、とても分かりやすい講習でした。
私は、今回初めて受講しましたが、この講習を一度受けただけでは、家庭や職場で急病人や負傷者に出会った場合、直ちに迅速に適切な処置ができるようになったとは言えません。しかし、このような場面に遭遇したとき、自ら救命処置を行うためのハードルが少し下がった気がします。今後も繰り返し定期的に、このような講習を受講することで、救命処置をしっかりと身につけていきたいと思いました。
(広報部 建部地区 寺井 慎)
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